yununoさんからの頂き物  その瞳が見つめる先には~後編~

カテゴリ: 宝物

「!!」

驚く私にちらりと感情の読めない視線を送りながら、敦賀さんはモー子さんに話しかけた。

「ごめん、琴南さん。席を外してくれるかな?」
「・・・・・・はい。でも、あんまりいじめないでくださいね。」
「もちろん。」

にっこりと微笑む敦賀さんを見て、モー子さんはため息をつきながら部室から出て行った。
モー子さんがいなくなった部室の中に、沈黙が落ちる。

敦賀さんは何も言わない。
私は何も言えない。

個人的な感情を仕事に持ち込んだ私を軽蔑したんだろうか?
怒っているんだろうか?
もう2度と笑いかけてもらえなくなるんだろうか?
私は溢れ出しそうになる涙を必死に堪えた。

「最上さん。」
「は、い・・・」
「ポスター、見たよ?」
「はい。」
「あのポスターを見たときね、正直いい気分じゃなかった。」

わかったんだ。
私が邪な気持ちでお仕事をしているのを、敦賀さんは見抜いたんだ。
そして、きっと嫌われてしまったんだろう。

「だって、そうだろう?芸能界に入る前までならともかく、今、君の1番近くにいるのは自分だと思ってた。君の俺に対する感情がいくら先輩に対するものであったとしても、それでも、君の近くにいるのは俺だと思ってたんだから。」
「敦賀さん?」
「俺の知らない間に、誰かに恋をしていただなんて信じたくなかった。・・・もちろん、君は何も悪くない。俺1人の感情だ。俺が勝手に闇にのみ込まれそうになっていただけだ。みんなが知っている”敦賀蓮”の仮面を被れなくなりそうなほどにね。」
「・・・・・」
「どうすれば君を俺から離れられなくできるだろう。そんなことすら考えていた。こんな俺は醜くないのかな?俺だって充分に醜いだろう?・・・本気で恋をしたらね、きれいな感情だけじゃいられない。醜い感情に振り回されることだってたくさんあるはずだ。でも、それを許し合って心を近づけていくのが、愛し合うってことなんじゃないかな?」






そう言うと敦賀さんは私を腕の中に閉じ込めた。
敦賀さんの腕に包まれ、私の中から正直な気持ちが言葉となって出てきた。

「私、敦賀さんの周りにいるきれいな人たちが妬ましかった。私が敦賀さんの1番近くにいるのにって思ったんです。他の誰も敦賀さんに触らないでって。私だけを見てって。私だけの敦賀さんになってって。だって、あなたは世界中の誰よりも大切な人だから。」
「うん。俺も最上さんが1番大切だよ。そして、誰よりも君を愛してる。・・・・・・最上さん。これからも俺の1番近くにいて欲しい。何も飾らないありのままの俺は最上さんだけのものだ。そして、”京子”じゃない時の”キョーコ”は俺だけのものだよ。」
「うれしい・・・・・・好き・・・好き・・・好き・・・大好き。」

私は敦賀さんの暖かい腕の中で、ただただ幸せをかみ締めたのだった。








yununoさーん!!ありがとうございました~!

愛してます!←どさくさ告白



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編集 / 2013.01.13 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑

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